2011年9月18日日曜日

名曲喫茶「らんぶる」


都内の新目白通りをたまたま通りかかった時のこと。
レンガ造りの素敵な建物に遭遇しました。
かなり古く朽ち果てた感じはありますが、なんともいえない存在感を放ち、昭和の古き良き時代を彷彿させるような建物でした。
ツタが絡んでいたり、紫陽花が窓辺に咲いていて、それもまたいい雰囲気。



上の看板を見ると名曲喫茶「らんぶる」とありました。
今はもちろん営業はしていないけれど、この建物を見る限り趣味の良い、こだわったお店だったということが伝わってきます。

ここは多分、今は新宿にある名曲喫茶「らんぶる」の移転前のお店だったのだと思われます。1950年代に創業の老舗の名曲喫茶です。
このお店は、かれこれ10年以上前に妹から「素敵なお店があるよ」と教えてもらって以来、たまに通っていたお店でした。
カフェというより昔ながらの喫茶店という感じと、店内の大きなシャンデリアや、赤いビロードのソファ、大きな広い階段と昔のダンスホールのような広々とした店内。
それから、支給係の人たちもきちんとした制服を着ているところもポイント高いです。
昔はきっといろんな人々で溢れ、活気のある「名曲喫茶」だったのでしょう。
それこそいまは普通の喫茶店として営業していますが。



廃墟となっている建物。外観が素敵なだけになんだかもったいなく、落書きを見ると寂しい気分になってしまいます。
余談ではありますが、私は子供の頃から「レンガの家」に憧れていて、いつかレンガ造りの家に住んでみたいという夢があります。
こんな雰囲気で「カシータ」をやってみるのもいいなぁ...なんて妄想したりしています。

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